総合資源エネルギー調査会第4回基本政策分科会(旧総合部会)が開催されました。
議題は、
・国際エネルギー需給構造の変化を踏まえた中長期的な資源確保戦略について
・安定供給確保のための強靭な石油・LPガスサプライチェーンの構築について
でした 。
委員からの主な意見としましては、(METIのHPより抜粋)
(国際エネルギー需給構造の変化を踏まえた中長期的な資源確保戦略に関する主な議論)
○エネルギー調達のバイイングパワーを高めるために最も重要な要素は、バランスの取れたエネルギーミックス。エネルギー安全保障に焦点を当てた議論は重要であり、引き続き本分科会でしっかりと議論していくべき。
○シェールガス革命以降、米国は確実にガスシフトしており、世界の供給バランスは大きく変化してきている。中東安定化のための日本らしい貢献、天然ガスのアジア・ハブ形成など、大きな構想を示すべき。
○大きな変化が起きている中で、新しい課題にどのように取り組むべきか方向が見えていることは評価。事業者が自ら取り組むべきこと、政府が役割を果たすべきことを整理すべき。
○海洋戦略については、関係省庁と協力しつつ、早急に強化していくべき。
(安定供給確保のための強靭な石油・LPガスサプライチェーンの構築に関する主な議論)
○災害などのリスク対応は重要だが、過度な対策は多大な費用を生じ、結果として別のリスクを生む。費用とのバランスを考えながらリスク対応を行っていくべき。
○石油産業の総合エネルギー産業化は不可欠で有り、海外に事業を拡大していくべき。
○過疎地のSS機能をどう維持すべきかなど、エネルギー政策を検討するに当たっては「地域」の発想が必要。自治体がエネルギーに関心を持つことが重要で有り、社会政策としての側面も踏まえて各省庁で連携して取り組むべき。
等がありました。
配布資料はコチラ
→ http://www.enecho.meti.go.jp/info/committee/kihonseisaku/4th/4th.htm
部会の模様はコチラ
→ http://www.ustream.tv/channel/enecho-bukai
議事要旨はコチラ
→ http://www.enecho.meti.go.jp/info/committee/kihonseisaku/4th/4th-gijiyoushi.pdf
【事業推進部 鈴木】